研究課題/領域番号 |
16K21237
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
無機材料・物性
機能物性化学
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研究機関 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 (2017) 熊本大学 (2016) |
研究代表者 |
畠山 一翔 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 材料・化学領域, 研究員 (30773965)
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研究協力者 |
廣瀬 恭典 熊本大学, 学生
松本 泰道 熊本大学, 理事
鯉沼 陸央 熊本大学, 准教授
谷口 貴章 物質材料研究機構, 主任研究員
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2018-03-31
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キーワード | 酸化グラフェン / イオン分離膜 |
研究成果の概要 |
天然グラファイトの酸化・剥離により安価に作製可能な酸化グラフェン(GO)は、高い機械的強度、ガスバリア性、プロトン伝導性など優れた特性を示し、将来を担う材料である。本研究では、GOから作製した自立膜を利用し、金属イオンの分離膜の開発を目指した。結果として、GO自立膜を通した銅イオンの透過速度を制御することに成功し、透過速度を決定する重要因子が層間隔であることを突き止めた。また、銅イオンと鉛イオンの混合液から、鉛イオンのみを取り出すことに成功し、その分離メカニズムもGO自立膜の層間隔の観点から説明できることを突き止めた。これらの結果は、GOを利用した分離膜研究において非常に重要な結果である。
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自由記述の分野 |
ナノ材料
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