LiPPにおけるSCRの分析からは、膨大な仕事量が意思決定に悪影響を与えているケースがみられたこと等が指摘されていた。英国のソーシャルワーカーは、日々の実践を省察し、良いケースから学ぶことが求められていた。X州のケースでは、ASYE期間中のSWには、自己の実践について振り返る機会や省察の時間が確保されていた他、同僚からの公式・非公式なサポートを得られていることが、実践の助けとなっていることが示唆された。英国では、児童の虐待死事件を受け、公衆の関心が高まるなかで、政府が、質の維持・向上という側面から、入職後の導入教育・CPDの制度構築へと関与してきたことがうかがえた。
|