本研究では、長時間労働者に抑うつを引き起こす危険要因を明らかにすることを目的とし、月60時間以上の時間外・休日労働を行った労働者に対して、アンケート調査を実施した。調査結果を解析予定であったが、解析の合理性及び汎用性の担保の観点から、調査における研究対象者及び質問紙の内容の見直しが適格であることが明らかとなった。本検討により、適格な解析に重要な研究対象者のリクルート及び質問紙の作成に資する重要な事項が種々明確になり、次回以降の本研究の継続を含めた調査手法の方向性を見出すことができた。また、本調査により、断片的ではあるが目的とするデータ及び調査の一端が実現できた。
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