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2018 年度 研究成果報告書

多角的分子病態解析によるトリプルネガティブ乳癌細分化に基づく治療戦略構築への挑戦

研究課題

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研究課題/領域番号 16K21374
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 外科学一般
人体病理学
研究機関昭和大学

研究代表者

増田 紘子  昭和大学, 医学部, 助教 (90549875)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワードTNBC / heterogeity / classification / target therapy / mRNA profiling
研究成果の概要

遺伝子、分子レベルの細分化に、病理形態学的評価を加えることで、より広く臨床応用が可能となると考え、研究を行ったが、実際個々のサブタイプを病理形態学的評価のみで細分化することは困難であった。病理形態学的評価を加えることで、より明確に予後や治療効果が判断できないかと考え、自施設を含む4施設から術前化学療法(NST)前および後のTNBC腫瘍の対のサンプルを集め、Pan-Pacific TNBCコンソーシアムデータセットを作成し検討した。結果、形態学的検査とゲノム検査を組み合わせることで、NST後に残存病変を有するアポクリン陽性TNBC腫瘍患者の予後をより明確に判断できる可能性を認めた。

自由記述の分野

乳がん

研究成果の学術的意義や社会的意義

標的治療が確立しておらず、生物学的にもheterogeneousな乳癌の総称であるとも考えられるTNBCにおいて、生物学的特徴に沿った細分化は必要不可欠であり、本研究では病理形態学的、そして分子レベルでの細分化を組み合わせることによって、よりhomogeneousな患者群の選択が可能となり、明確な予後予測に役立つ可能性が見いだされた。今後細分化された患者群に対する新規治療の可能性も開かれた。

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公開日: 2020-03-30  

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