①肝臓虚血再灌流障害により発現変化するmicroRNAの探索、②肝臓障害の経時的変化に相関するmicroRNAの同定、③病理学的評価と相関する診断精度の高いmicroRNAの同定を目標としていた。平成28年度中はモデルの作成から、①を目的に研究を進めた。虚血再潅流障害の重症度が安定せず、候補となるmicroRNAの同定に苦慮した。平成29年度では、肝臓虚血再潅流障害のマーカー候補となったmicroRNAに関して、経時的変化、病理学的障害との相関について検討を進めた。しかし、今回候補として挙げたmicroRNAはいずれも良好な相関を示さず、診断に有用なマーカーを定めるには至らなかった。
|