今後の研究の推進方策 |
有病高齢者を対象としADCTを用いた口腔機能評価を行う。 320 列 ADCT を用い摂食時の口腔機能評価を実施する。CT 撮影の実施に当たって Fujii ら,Inamoto ら,Kanamori らの嚥下 CT 撮影と同様にガントリーを 22°傾斜させ嚥下 CT 専用 のリクライニング椅子を用いて撮影をする.撮影条件120kV,40mA 以下で撮影する。320 列 ADCT 付属ワークステーションおよび Ziosoft Ziostation2 にて解析する。本研究で得られたデータは本研究以外の目的で使用することはなく, 専用のパーソナルコンピュータを用いて専用の HDD に保存し管理,データ解析を行う。個人情報を 含むデータに関しては連結可能匿名化及び暗号化を行う。画像解析には定性的な評価として舌, 頬,軟口蓋,中咽頭,下咽頭などの動態を評価項目として用いる。定量的な計測項目は上顎骨, 下顎骨,側頭骨,舌骨,甲状軟骨,頚椎(C1~5)などを基準点として主に骨間距離から検討を行 う。
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