EGFR-TKIに耐性を示した後にニボルマブを使用したEGFR変異陽性非小細胞肺がん25例(T790M変異陽性8例)の有効性および免疫関連因子を検討した。陰性症例は陽性と比較して良好な有効性及び、PD-L1が高発現の傾向を示した。ニボルマブ使用症例9例の全エクソーム解析にてnon-synonymous mutation数を評価したところ、奏効例では有意にmutation数が高値であった。EGFR-TKI耐性症例に関しての耐性機序毎の抗PD-1抗体の有効性やnon-synonymous mutationを評価した初の報告であり、Annals of Oncology誌にて報告した。
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