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2019 年度 実施状況報告書

歩行者条件×環境条件下における経路選択行動のモデル化と最適経路の提案手法

研究課題

研究課題/領域番号 16K21513
研究機関摂南大学

研究代表者

榊 愛 (石川愛)  摂南大学, 理工学部, 准教授 (60581311)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2021-03-31
キーワード歩行者 / 経路選択 / 最適歩行経路 / 経路提案 / GIS / VR / AHP法 / ダイクストラ法
研究実績の概要

昨年度明らかになった次の課題(1)(2)の解決に取り組んだ.そして,研究実施計画に沿って(3)を実施し,明らかとなった問題点を整理した.
(1)歩行経路選択要素を動的要素と静的要素に分類して整理した.天気と気温などの時々刻々と変化する環境条件の歩行経路選択への大きな影響が認められたため、特に雨天と夏季に着目して快適な最適経路提案の可能性を検討した。
(2)実空間での歩行実験を試みたが、環境条件を制御することが困難であった。今後は、VRやMAS等のシミュレーション手法を用いた最適経路の評価の方法を検討する。
(3)大阪府寝屋川市のモデル地区で得られたこれまでの知見をもとに広域展開の可能性を検討した。愛知県と大阪府にある観光地2地区を選定して、夏季の観光を目的とした最適経路提案を試みた。歩行者ネットワークGISデータが整備されていない地域では、歩行経路提案の前段階としてGISデータ構築に時間と労力を要することが明らかになった。歩行者ネットワークGISデータの整備は現時点では十分ではないため、広域的かつ効率的なデータ整備の重要性を示した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

実空間での歩行実験を試みたが、実験条件を制御することが困難で中止した.
これにより進捗に遅れが発生したため,「(4)遅れている。」と判断した.

今後の研究の推進方策

(1)今年度に実施した歩行経路選択要素を分類をもとに、提案経路の評価手法を検討して評価する
(2)特に安全で快適な屋外歩行が難しい夏季に着目して、最適経路提案と評価を行う
(3)研究成果をまとめて発表する

次年度使用額が生じた理由

被験者実験を実施できなかったため、被験者への謝金が発生しなかった.次年度の被験者実験にて使用する.
予定していた学会にて発表できなかったため,旅費が発生しなかった.次年度の学会発表時に使用する.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2019

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 雨天時の快適な歩行のための雨避け歩行空間ネットワーク データ作成の試み2019

    • 著者名/発表者名
      榊愛, 髙橋玲奈
    • 学会等名
      2019年度日本建築学会大会(北陸)学術講演会

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公開日: 2021-01-27  

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