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2017 年度 実施状況報告書

風化金石文復元の為の用例辞書及び文字予測データベースの開発

研究課題

研究課題/領域番号 16K21522
研究機関国文学研究資料館

研究代表者

上椙 英之  国文学研究資料館, 古典籍共同研究事業センター, 客員研究員 (50600409)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワードデジタルアーカイブ / 考古学 / 金石文 / 防災 / 津波
研究実績の概要

平成29年度は、初年度に入力したデータを基に、分類(「年号」「願文」「人名」「梵字」「寺社名」「地名」など)と、入力データの頻出語を頻度によって重み付けし用例として登録。用語と石碑の副次的な情報(位置情報や近隣の寺社名、人名、宮座の有無といった社会構造、石碑の種類など)との相関を分析し、次年度の予測システムの核とするべくシステムに組み込み中である。
石碑データは、兵庫県、南あわじ市・淡路市・神戸市・西宮市・芦屋市・尼崎市。大阪府、大阪市・堺市・泉大津市・岸和田市・貝塚市・泉佐野市・泉南市・阪南市・岬町が終了し、和歌山県:和歌山市・海南市・有田市・湯浅町・広川町・由良町・日高町・美浜町・御坊市・印南町・みなべ町・田辺市・西牟婁郡・東牟婁郡・新宮市・南牟婁郡・の災害碑を中心にデータベース入力が完了した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

当初の計画では兵庫・大阪・和歌山の三府県のデータ入力を行う予定であったが、和歌山県の一部が未入力である。これは前年度の、遅れを入力していたためであるが、平成30年度には当初の計画通りに入力を完了できる目処はたっている。

今後の研究の推進方策

開発に取り掛かっている予測システムを解析型データベースに組み込み、Web 公開する。
和歌山県の熊野市・尾鷲市・北牟婁郡。三重県の度会郡・志摩市・鳥羽市・伊勢市・松坂市・津市・鈴鹿市・桑名市・四日市市。愛知県の弥冨市・海部郡・名古屋市・東海市・知多市・常滑市・知多郡・半田市・碧南市・西尾市・蒲郡市・豊橋市・田原市の入力を行う。

次年度使用額が生じた理由

(理由)
フィールドワーク時の解析用ノートPCの破損による買い替えの為、物品費が上昇し、その分旅費を少し削っている。
(使用計画)
残額は平成30年度のフィールドワークと学会発表用の旅費に使用する。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2017

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 解析型デジタルアーカイブによる石碑の利活用2017

    • 著者名/発表者名
      上椙 英之
    • 学会等名
      国文学研究資料館 第3回 日本語の歴史的典籍国際研究集会
  • [学会発表] 野に刻まれた災害の記憶:石造遺物の果たす役割について2017

    • 著者名/発表者名
      上椙 英之
    • 学会等名
      園田学園女子大学COC+事業シンポジウム 地域歴史遺産としての「営みの記憶」‐災害復興の現場から‐

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公開日: 2018-12-17  

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