研究課題/領域番号 |
16K21533
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
腫瘍治療学
腫瘍生物学
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研究機関 | 川崎医科大学 |
研究代表者 |
黒瀬 浩史 川崎医科大学, 医学部, 助教 (30551139)
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研究協力者 |
大植 祥弘 川崎医科大学, 医学部, 講師 (70435014)
中山 睿一 川崎医科大学, 客員教授 (60180428)
岡 三喜男 川崎医科大学, 医学部, 教授 (40223995)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2018-03-31
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キーワード | 肺癌微小環境 / 制御性T細胞 |
研究成果の概要 |
本研究では、肺癌微小環境の炎症の有無と局所浸潤制御性T細胞(Treg)の関与を明らかにするため、肺癌手術、気管支鏡検体を用い、腫瘍浸潤リンパ球、Treg分画、および抑制性分子PD-1、TIM-3と、腫瘍細胞のPD-L1との関連性を検討した。肺癌では、PD-L1高発現群では腫瘍浸潤リンパ球が多い一方で、活性化Treg割合も多く、T細胞表面にPD-1、TIM-3高発現を認めた。さらに抗CCR4抗体によるTreg除去により、腫瘍浸潤リンパ球数増加と腫瘍細胞のPD-L1発現上昇を認めた。PD-L1高発現症例では、Treg除去と抗PD-1抗体療法により治療効果を増強させる可能性がある。
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自由記述の分野 |
腫瘍免疫
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