小児患者のためのインフォームド・アセント用説明文書が患者に与える印象に着目し,ACカマルゴがんセンターでの調査により,ヒーローキャラクターを用いた説明の効果および問題点を明らかにした.また,国内の小児がん患者に対する文書作成の実施状況調査を行い,ニーズは高いものの視覚的に分かりやすい資料作成が困難である現状が把握できた. さらに,医療現場で共有できる文書改善に有用なデザイン要件を明らかにするため,準備研究として成人向けの説明文書を対象に,感性評価を実施した.同内容で,一般的な様式の文書モデルとデザイン操作を行った文書モデルを作成し,ユーザの内容理解と印象の関連を探った.
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