DHA生理活性を発揮できないGPR120KOマウス、高脂肪食(HF)、トランス高脂肪食(TF)飼育WTマウスは5週齢でWT通常食マウスより体重が増加した。ローターロッド運動継続可能時間は、WT通常食マウスに比べてGPR120KO、HF、TF飼育WTマウスが短かった。Y字迷路による正答率はGPR120KO、TF飼育WTマウスにおいて低下した。HF飼育WTマウスの正答率は通常食WTマウスと同程度であった。魚介類に多く含まれるDHAが正常な脳神経機能に重要であることが示されたが、運動継続可能時間についてはDHA生理活性による有意な差は見られなかった。有酸素性運動の時間や強度の再検討が必要となった。
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