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2019 年度 実施状況報告書

社会をつくる芸術:「ソーシャリー・エンゲイジド・アート」の人類学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 16K21588
研究機関国立民族学博物館

研究代表者

登 久希子  国立民族学博物館, 学術資源研究開発センター, 外来研究員 (50772258)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2021-03-31
キーワード現代美術 / 参加 / 制作プロセス / 贈与論
研究実績の概要

本研究は、現代美術の文脈において「ソーシャリー・エンゲイジド・アート」や「ソーシャル・プラクティス」と呼ばれる参加型のアート実践を人類学的に再検討することを目的としている。現代美術における作品の形態は、絵画や彫刻といった従来的な「もの」とは限らない。とくに「もの」より「こと」として言い表されるような作品が注目されるようになって久しい。本研究ではそういったタイプの作品の中でも、とくに参加者の存在が作品として成立するプロセスにおいて必須の取り組みにを取り上げ、芸術の生成をフィールドワークで得たデータに基づき人類学的に論じることを目指してきた。

最終年度として①追加のフィールドワークと②研究成果の取りまとめおよび発表を予定していたが、研究代表者産前産後および育児休暇取得のため中断している。復職後、早急に研究を再開する。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

「やや遅れている」理由は、令和元年度に予定していた①追加のフィールドワークと②研究成果の取りまとめおよび発表が、研究代表者の産前産後および育児休暇取得のため中断している為である。

今後の研究の推進方策

令和二年度はこれまで続けていたアートプロジェクトおよびアーティストの最終的な調査を行う予定である(ただし海外渡航については新型コロナウィルス感染症の発生状況に応じて検討する必要がある)。年度末に予定しているワークショップと報告書の刊行の準備についても適宜進める。

次年度使用額が生じた理由

研究代表者の産前・産後および育休取得のため、研究の中断を余儀なくされていた為。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2019

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] アートの制度批判再考:オルタナティヴ・スペース、社会的な実践2019

    • 著者名/発表者名
      登 久希子
    • 学会等名
      カルチュラルタイフーン 2019(カルチュラルスタディーズ学会)

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公開日: 2021-01-27  

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