研究課題
若手研究(B)
脳の活動を賦活化あるいは鎮静化する木材香気成分を探索するために、針葉樹材油の香気成分を吸入した際の被検者の生理心理応答を計測した。その結果、ヒノキ材やサワラ材成分吸入後は酸素化ヘモグロビン量(脳活動の評価指標)が低下(鎮静化)し、ヒバ材成分吸入後は増加(賦活化)することが示唆され、樹種により酸素化ヘモグロビン量の経時変化に違いが見られることが分かった。主観的にはヒノキ材精油はより好まれる傾向が認められた。
木質科学