腸内細菌叢は、免疫および上皮機能に影響を与える代謝産物を産生することにより、好酸球性消化管疾患(EGID)に対する感受性を増加させる可能性がある。 本研究では、次世代シークエンシング解析により、小児EGIDに関連する腸内細菌叢および代謝物質プロファイルを解明することを目的とし、 症例対照研究(EGID群 5例と疾患対照群10例)を行った。 種々の解析(主座標分析、クラスター分析、マイクロバイオームとメタボロームの統合分析など)を実施したが、EGID群と疾患対照群に明らかな差異を認めなかった。 本研究の結果からは、小児EGIDに関連する腸内細菌叢および代謝物質プロファイルは見出されなかった。
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