本研究では,ビッグデータ解析処理層(主計算インフラ)とバックエンド層(主ストレージインフラ)において,解析処理層で用いられるデータ構造をできる限り保持したままのデータ・ステージング,主ストレージインフラ側での解析前・解析後処理によるステージングの効率化,同時ステージングにおける性能干渉を防ぐためのスケジューリングに取り組み,SparkとAlluxioを用いたプロトタイプの設計と実装,主ストレージインフラ側での処理を含むAlluxioへのI/O性能評価,I/O性能干渉の軽減策を検討し,主計算インフラの多目的の運用や主ストレージインフラとの相補的な利用に向けた要素技術を開発した.
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