本研究では、これまで解析に時間の掛かっていたメイオファウナの解析を高速化、自動化するために、イメージング・フローサイトメーター(FlowCAM)を用いた解析手法の確立を行った。コロイド状シリカ溶液を用いた遠心法により堆積物試料からメイオファウナ個体を抽出し、FlowCAMに投入することで、高速にメイオファウナ個体の画像を取得する手法を確立した。この手法を用いたメイオファウナ群集の解析結果は、従来の顕微鏡を用いた解析結果と同等であり、本手法が環境影響評価に有用であることが示された。さらに、本手法で取得したメイオファウナの画像を元にデータベースを構築し、深層学習による画像の自動判別を試みた。
|