研究課題/領域番号 |
16KK0018
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
環境動態解析
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研究機関 | 気象庁気象研究所 |
研究代表者 |
梶野 瑞王 気象庁気象研究所, 全球大気海洋研究部, 主任研究官 (00447939)
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研究期間 (年度) |
2017 – 2022
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キーワード | エアロゾル雲相互作用 / エアロゾル特性 / 雲微物理 / 数値モデル / 雲風洞 |
研究成果の概要 |
湿性除去過程は、大気エアロゾルの沈着量と大気中の存在量を支配するにも関わらず、モデル再現性が低い。ブレーズパスカル大学(現クレルモンオーベルニュ大学)はフランス中央部に位置するピュイ・ド・ドーム山頂観測所で雲を直接取り込む風洞を持ち、エアロゾルと雲の連続観測を実施している。本研究では、気象庁領域気象化学モデルNHM-Chemにエアロゾル雲相互作用を実装し、観測データによりモデルを検証し、またフランスの他の研究機関と共同研究を行いながら、NHM-Chemによるエアロゾル雲降水相互作用に関する研究を推進した。そしてNHM-Chemの不確実性要因を特定し、湿性沈着予測の大幅改善を達成した。
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自由記述の分野 |
大気科学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
エアロゾルと雲は大気中で相互に作用しながら気象と環境に様々な変化をもたらす一方で、一連のプロセス群は非線形で多くの未解明パラメータを含むため、エアロゾルと雲の相互作用を介した気象・環境影響に関する理解度は依然として低いのが現状です。本研究は、代表的な雲底高度に山頂を持つPuy de Dome山でのエアロゾルと雲の直接観測データを用いて数値モデルのパラメータを直接検証することで、気象化学モデルによる気象・環境影響の予測精度の向上を目指していくものです。本研究により様々な研究成果が上がり論文を発表し、モデルの予測精度も一定の改善を示したものの未だ十分とは言えず、今後も継続的な研究が必要です。
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