研究課題/領域番号 |
16KK0031
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
スポーツ科学
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研究機関 | 鹿屋体育大学 |
研究代表者 |
中本 浩揮 鹿屋体育大学, スポーツ人文・応用社会科学系, 准教授 (10423732)
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研究協力者 |
マン デイビッド・リンドセイ アムステルダム自由大学, 人間行動科学科, 准教授
福原 和伸 首都大学東京, 人間健康科学研究科, 助教
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研究期間 (年度) |
2016 – 2018
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キーワード | 知覚 / 予測 / 視線行動 / 知覚トレーニング |
研究成果の概要 |
野球などのスポーツでは,飛来するボールを0.5秒以下の超短潜時で打球する必要がある.この状況では,高い身体能力(筋力や持久力:末梢機能)に加え,高い情報処理能力(情報収集や予測:中枢機能)が優れたパフォーマンスを決定する.本研究では,打球運動中の視線行動に焦点を当て,優れた打球運動を実現する視線行動およびトレーニング方法の検証を行った. 結果として,超短潜時で行われる打球運動の成否は視線行動と関連しており,眼球運動と頭部運動を協調させた予測的制御が重要であることが示唆された.またこのような視線行動が視野の可視・不可視状態を切り替えるストロボトレーニングによって促進される可能性が示唆された.
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自由記述の分野 |
スポーツ心理学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
野球などのスポーツでは,飛来するボールを0.5秒以下の超短潜時で打球する必要があります.この状況では,高い情報処理能力(情報収集や予測)が必要となります. 本研究から,優れた打球運動の実現には,ボールを頭と眼を使って予測的に追跡する必要があること,ストロボトレーニングによって予測的な視線行動が獲得できることがわかりました.このような研究は,アスリートの能力開発に寄与すると思われます.
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