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2022 年度 研究成果報告書

高齢者の健康長寿とポジティブ心理要因・社会関係資本の影響についての検討(国際共同研究強化)

研究課題

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研究課題/領域番号 16KK0059
研究種目

国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)

配分区分基金
研究分野 ネオ・ジェロントロジー
研究機関大阪大学 (2017, 2022)
琉球大学 (2016)

研究代表者

白井 こころ  大阪大学, 大学院医学系研究科, 特任准教授(常勤) (80530211)

研究期間 (年度) 2017 – 2022
キーワード健康長寿 / 健康の社会的決定要因 / 社会関係 / ポジティブ心理要因 / 社会経済的要因 / 国際共同研究
研究成果の概要

本研究の目的は、ポジティブ心理要因と社会関係資本に着目して、健康の社会的決定要因(Social Determinants of Health)と健康長寿の関係について明らかにすることである。そのため本研究では、国内と海外の大規模コホートを用いた国際共同研究と、データ取集と介入を伴う小規模の観察研究と介入研究を実施した。結果として、幼少期・中高年期の社会経済的要因が高齢期の疾病・死亡リスク上昇に関連すること、またその構造・機序の一部として、社会関係資本を含む、人的・物理的な社会関係環境が健康に影響すること、更に生きがいや笑い等のポジティブ心理要因が、健康に保護的な関連を示すことについて報告した。

自由記述の分野

公衆衛生学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の意義は、健康の社会的決定要因の視点から、幼少期・中高年期の相対的・絶対剥奪など社会経済的要因が高齢期の健康長寿に関係することを示し、さらに社会関係、社会関係資本、ポジティブな心理要因が、保護的な健康資源として働く可能性について、大規模コホートによる観察研究と介入研究の両面から検討し、エビデンスを蓄積したことである。更に本課題は国際共同研究として実施しており、健康の社会的決定要因への視点、高齢社会における健康長寿実現のための課題など、国際的な共通課題と日本の特徴的な要因の両面から、健康の社会的決定要因の構造・機序についても考察を進めた。

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公開日: 2024-01-30   更新日: 2025-01-30  

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