不動産は生活の基盤であり、世界経済において最大・最重要な資産である。また、2008年の世界金融危機で見たように、近年、不動産市場は金融市場と密接に連動している。本国際共同研究は、金融資産と統一的に不動産の価格評価を行うPHD方程式を核とした理論を構築するという学術的意義がある。また、本理論に基づき、日米の住宅市場の価格形成ダイナミクスを解明するという社会的意義がある。さらに、国内外の学術団体による不動産ファイナンスの国際共同研究体制の構築・運営を行っている。本研究の波及効果を加速させ、不動産ファイナンス分野における国際的水準の貢献を行う学術的・社会的意義もある。
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