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2020 年度 研究成果報告書

Global Labor Mobility and the Changing Meanings of Work: A Comparative Study of Germany and Japan(国際共同研究強化)

研究課題

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研究課題/領域番号 16KK0088
研究種目

国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)

配分区分基金
研究分野 社会学
研究機関早稲田大学

研究代表者

FARRER GRACIA  早稲田大学, 国際学術院(アジア太平洋研究科), 教授 (70436062)

研究期間 (年度) 2017 – 2020
キーワード国際労働移動 / 高学歴外国人労働者 / 外国人労働者 / ダイバーシティ / 日系企業 / ドイツ企業
研究成果の概要

本研究は、日本とドイツにおける高学歴の外国人労働者の雇用と職業経験を比較する。インタビュー調査とアンケート調査を通じて、両国において外国人労働者が企業への就職を希望する際、制度的・文化的な壁に直面することを示した。ドイツでは具体的な技術を求める雇用主の要求が外国人労働者の就職には不利に動く。日本では採用過程で文化的要件が外国人の競争力を弱める。結果として、ドイツと日本の両国において外国人労働者は参入基準が低い部門や中小企業に雇用することになる。これは自国民労働者と外国人労働者の間に労働市場が分離していることを示し、外国人材をより受け入れるためには雇用制度を変える必要性があることを示唆する。

自由記述の分野

社会学

研究成果の学術的意義や社会的意義

今回の研究結果は、これまで日本企業の中で観察されてきた高学歴外国人労働者における困難が日本だけの問題ではないことを示している。メカニズムは異なるが、多くの国家における雇用システムと流動的なグローバル労働力との間のキャリア構造には本質的な問題がある。このようなメカニズムを明らかにすることで、本研究は日本企業が外国人労働者を採用する際の問題解決ための方法を究明するのに役立つ。また、政府の移住政策だけでは人的資源における目標を達成するのに十分ではないことを示す。さらに、仕事が人々の移動の重要な要因になるのは確かであるが、場所との関係は、その場所における各人の社会的生活や交友関係にも影響を受けている。

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公開日: 2022-01-27  

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