ナノ・フォトニクスの機能性を狙う物質中励起子物性の数値的理論的解明を目的として、遷移金属化合物系層状物質を対象とした研究を進めた。密度/有効質量/運動空間の次元性/量子統計性といった「舞台設定」の違いで、励起子相にどういった多様性(気相/分子相/結晶相)が生じるかという観点から「励起子相の大域的相図解明」に取り組んだ。研究課題にかかる直接的成果として、滞在先研究者との2報の共著論文成果をあげた(それぞれTop5%, Top10%)。 研究室所属学生の来訪設定に積極的に取り組み、本課題の方法論となる量子モンテカルロ法電子状態計算に関連した国際協働を更に加速させた。
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