研究課題
本研究における目的は、“無機キラル磁性体の大型不斉単結晶育成手法の確立”と、“キラル磁性体におけるキラルソリトン格子の実験的検証”である。2020年度において得られた成果は以下の通りである。(a) 無機キラル化合物の不斉大型単結晶の育成不斉結晶育成手法を水に不溶なキラル化合物に拡張する為に、フランス・ネール研究所との共同研究を実施した。その結果、レーザー浮遊帯域炉を用いた浮遊帯域法による無機キラル化合物TSi2 (T: 遷移金属元素) の新しい不斉大型単結晶育成手法の確立に成功した。(b) キラルソリトン格子の実験的検証スペイン・サラゴサ大学との共同研究を通じ、磁場中中性子回折法で得られた測定結果を解析した。その結果、無機キラル磁性体において新しい磁気秩序の形成を示唆する結果が得られた。
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すべて 国際共同研究 (2件) 雑誌論文 (10件) (うち国際共著 3件、 査読あり 10件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (14件) (うち招待講演 4件) 産業財産権 (1件)
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