本研究では、基課題研究の知見を踏まえ、グルタミン酸由来の組織化分子ツールを利用して機能部位(特に、CO2還元触媒能を有する金属錯体)の配向・集積により触媒能を向上させることができる分子集合体系複合触媒システムを開発する。さらに、外部刺激応答性部位を導入し、分子配向・集積状態を外部刺激により制御して、触媒能を向上させることができる外部刺激応答型超分子複合触媒システムの構築を目指した。期間中、米国ブルックヘブン国立研究所に計7ヶ月間滞在。実施項目:自己組織性触媒システムの設計および合成、分子集合性評価および触媒部位の集積、触媒能評価、超分子組織体および触媒集積複合システムの外部応答性と触媒能評価
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