研究実績の概要 |
新型コロナの影響を大きく受け,研究期間の半分以上の期間で海外への渡航が厳しく制限されたため,渡航期間が180日に満たなかった。しかし,アジアの沿岸域防災の深化と加速を目指し,国内外の多くの共同研究者と有意義な国際共同研究を実施し,また,渡航制限の期間においても,積極的にオンライン会議を行なって充分な議論の時間を確保し,かなりの研究成果を上げることができた。定量的な成果指標として,合計50編に上る査読付き論文を発表することができた点は特筆すべき成果と考える。発表論文のうち,37編は英文学術誌であり,Science of The Total Environment, Urban Climate,Landslides,Ocean & Coastal Management などトップクラスのジャーナルでも研究成果を発表することができた。 また,Coastal Engineering Journal(IF=3.289,2021年)において,"Coastal Disasters in Asia: Forecasting, Uncovering, Recovering, and Mitigation"を企画し(Guest editors: Takagi H. and Heidarzadeh M.),研究期間最後の2023年3月に特集号Volume 65, Issue 1として無事発刊することができた。
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