本国際共同研究では、車両に備えた無線端末の通信状況を送受信端末の位置情報とともにクラウド上に集約し、位置情報に紐づけた無線信頼度および電波伝搬モデルの自己組織的な構築を行うことにより、不確定性の高い車両無線ネットワークの通信性能をあらかじめ保証する機能を備えることで、無線通信がアシストする自動運転に必要な、高信頼・低遅延・大容量通信を必要とする高度車両無線ネットワークの実現を目標として研究を行った。米国カリフォルニア州に6ヶ月間滞在し、UC Berkeleyのテストコースで車両間通信を使ったスペクトラムデータベース構築実験を行い、データを活用した高信頼化に関する検討を行った。
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