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2019 年度 研究成果報告書

量子ドットベース波長掃引光源を導入したSS-OCTシステムの構築(国際共同研究強化)

研究課題

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研究課題/領域番号 16KK0130
研究種目

国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)

配分区分基金
研究分野 結晶工学
研究機関和歌山大学

研究代表者

尾崎 信彦  和歌山大学, システム工学部, 准教授 (30344873)

研究期間 (年度) 2017 – 2019
キーワード量子ドット
研究成果の概要

生体内部の断層画像を非侵襲に取得可能な光コヒーレンストモグラフィー(OCT)を、より高分解能かつ高深達度のイメージング技術に発展させるべく、英国Glasgow大学、Sheffield大学との共同研究を行った。半導体ナノ材料である自己組織化InAs量子ドット(QD)を用いた近赤外の広帯域波長掃引レーザ光源(QD-SS)の開発を行い、QDが有する一定のサイズ分布に由来した広帯域な利得特性を活かした波長可変レーザー発振を得た。また、動作温度および注入電流値に対する波長掃引特性変化を系統的に調べた。これらの成果により、QD-SSを用いた高分解能かつ高深達度OCTの実現性が示された。

自由記述の分野

半導体結晶工学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究によって、我々が基課題にて開発した自己組織化InAs量子ドット(QD)ベースの波長掃引光源(QD-SS)の特性が示され、光コヒーレンストモグラフィー(OCT)光源応用の実用性が明確になった。この研究成果から、今後QD-SSのOCT応用が加速し、従来のOCTを超えた性能を有する医療診断ツール開発や、半導体ベースの特長を活かした小型・軽量なOCT開発などの新たな展開に繋がっていくことが期待される。

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公開日: 2021-02-19  

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