マイクロ流路で調製された単分散液滴内部での重合誘起相分離(PIPS)によって,複雑な微細構造を有するヒドロゲル微粒子を調製できた。そして,その微細構造はPEGやPAM濃度に依存しており,表面や内部の構造にまで影響を与えていることが分かり,それらの制御因子について明らかにしてきた。種々の添加物種類や濃度によって微粒子の表面および内部の微細構造が制御できることから,目的に応じた微細構造を設計することが期待できる。本国際研究では,それらの知見を基にして国際共著論文の準備を進めていたが,最終段階で新型コロナウィルスの影響受け,次年度以降に継続して投稿を準備中である。
|