研究課題
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)
コールドスプレー法など固相接合プロセスは,全く新しい材料・部材形成プロセスである.この技術を幅広く実用化するためには,そのメカニズムを理解し,この皮膜の強度信頼性を保証することが重要である.レーザー衝撃波を活用した皮膜・基材界面密着強度測定技術,さらに基課題で確立したマイクロメートルオーダーの試験を併用することでナノからミリメートルオーダーの連続的なスケールで固相接合現象を理解することが可能となった.
材料力学
コールドスプレー法で粒子が付着するメカニズムを実験的に証明することができた.この知見をもとに今後は固相接合技術で取り扱える材料種の拡大,全く新しいプロセス開発などが期待される.また,この現象を理解するために必要なマルチスケールな材料強度評価技術を確立した.今後は固相接合材料以外の表面改質技術への応用展開,そして材料強度を幅広いスケールで理解できる学術分野構築への貢献が期待される.