研究課題
本国際共同研究の目的は,申請者の基課題,科研費基盤B「高強度・高延性の両立を可能にする次世代金属材料のための多結晶構造最適化」の成果を発展させ,宇宙航空,自動車,機械,建設,船舶,医療工学分野など,あらゆる分野の「ものづくり」の基盤となる最適設計法の共同研究および国際的ネットワーク・人脈作りを行うことである.共同研究機関はドイツ・アーヘン工科大学ほか,ドレスデン工科大学,シュトゥットガルト大学,中国・大連工科大学,イタリア・パヴィア大学など,多数におよぶ.具体的な研究目的は,各々の研究機関の強みを吟味しつつ協働して,積層造形を念頭においた熱構造問題に関するマルチフィジックス構造解析およびそのトポロジー最適設計法の確立である.当該年度については,新型コロナウィルス感染拡大防止のため,予定していた海外渡航がすべてキャンセルとなり,その後の渡航の見通しもまったく立たないという状況にあった.そのような厳しい状況の中,本研究を推進させるために,オンラインでディスカッションを深め,渡航先にて行う予定であった大規模計算等を国内で実施した.このように研究の推進方法を変更せざるを得なかったが,ドレスデン工科大学との共同研究の一環で,3本目の国際研究共著論文として非定常熱伝導解析のマルチスケールトポロジー最適化に関する研究報告を英文ジャーナルに投稿し,アクセプトされた.また,WCSMO2021およびUSNCCM2021などの国際会議,計算工学講演会や土木学会応用力学シンポジウムなどの国内会議て成果発表を行っており,さらに4本目の論文を投稿し,査読審査段階である.
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すべて 国際共同研究 (7件) 雑誌論文 (2件) (うち国際共著 2件、 査読あり 2件) 学会発表 (6件)
HEAT AND MASS TRANSFER
巻: 58 ページ: 125-141
10.1007/s00231-021-03083-0
STRUCTURAL AND MULTIDISCIPLINARY OPTIMIZATION
巻: - ページ: accepted