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2022 年度 研究成果報告書

植物におけるトランスゴルジ網(TGN)が担う高塩ストレス応答機構の解明(国際共同研究強化)

研究課題

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研究課題/領域番号 16KK0159
研究種目

国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)

配分区分基金
研究分野 応用分子細胞生物学
研究機関お茶の水女子大学 (2022)
東京大学 (2016-2017)

研究代表者

植村 知博  お茶の水女子大学, 理系女性教育開発共同機構, 准教授 (90415092)

研究期間 (年度) 2017 – 2022
キーワード塩ストレス応答
研究成果の概要

本研究では,塩ストレス応答への関与が報告されているNa+/H+対向輸送体(NHX5, NHX6)の塩ストレス応答時の細胞内局在を解析した。その結果、NHX5は主にMVEに局在し液胞輸送経路で機能していることが示唆された。興味深いことに,塩ストレス処理により,TGNマーカーと共局在するNHX5-GFPの割合が減り,反対に,塩ストレス処理によりMVEマーカーや液胞輸送マーカーと共局在するNHX5の割合が有意に増加した。これらの結果から、TGNやMVE,小胞など,液胞輸送を介して液胞以外の膜構造にNa+を貯めることが塩ストレス応答において重要であることが示唆された。

自由記述の分野

植物細胞生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

植物の塩ストレス応答における細胞レベルでの分子メカニズムは不明な点が多く残されていた。本研究では、TGN-MVE-液胞の輸送経路で塩ストレス応答の一部を担うことを明らかにした。塩害土壌で生育する農作物の開発に繋がる基礎的な知見である。

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公開日: 2024-01-30   更新日: 2025-01-30  

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