カイコのプロスタグランジンE合成酵素(bmPGES)ならびに新しくPG合成酵素の候補として同定したカイコのアルドケト還元酵素(AKR6)の基質結合部位を構造的に解析する。Sitting-drop vapor diffusion 法により結晶化を行なったところ、bmPGES―基質複合体そしてAKR6―NADPH複合体結晶を得た。日本、米国、韓国の放射光施設にて回折データを収集した。部位特異的アミノ酸置換法によりbmPGES分子中のTyr8、Ser17、Ser101、Glu123が活性に重要であった。
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