本研究の目的は、マシンビジョンを活用した社会性昆虫集団に属するミツバチの個体追跡であった。人は容易にミツバチの行動を識別できるが、何千もの個体を長期間観察する事は難しい。コンピューターはそれが可能だが、密集した環境で個体を識別するのは困難なタスクとなる。そこで、目印のない個体を追跡する計算手法を開発し、巣内の行動を数週間かけて観察。これまで社会性昆虫集団を乱すことなく最長継続観察を行った。主要プロジェクトのトレーニングデータは、人間との相互作用を通じて得られ、同じ技術的ツールキットを使い、ネット上での系統発生の可視化を行った。https://phylogeny.ioで研究成果を公開している。
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