• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2020 年度 研究成果報告書

線条体ストリオソームを標的としたL-ドーパ誘発性ジスキネジアの新たな治療法の開発(国際共同研究強化)

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 16KK0182
研究種目

国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)

配分区分基金
研究分野 神経内科学
研究機関徳島大学

研究代表者

森垣 龍馬  徳島大学, 医歯薬学研究部(医学域), 特任准教授 (70710565)

研究期間 (年度) 2017 – 2020
キーワード不随意運動症 / ハンチントン舞踏病 / 線条体 / ストリオソーム / パーキンソン病 / ジスキネジア / 脳深部刺激療法 / 動物モデル
研究成果の概要

不随意運動症と脳線条体ストリオソーム分画の異常の関係を検討し、ストリオソーム分画の機能を修正することで不随意運動症を治療できるかを検討した。片側パーキンソン病ジスキネジアモデル、ハンチントン舞踏病モデルマウスにて脳線条体ストリオソーム分画に様々異常があることを明らかにした。ストリオソーム分画に優位に投射するとされる片側のinfralimbic cortex抑制はジスキネジアモデルラットで治療効果を認めなかった。ストリオソーム分画へ繋がる他の脳皮質領域の同定や修正効果についての研究、ジストニアマウスの改変モデルの開発を継続して行っている。

自由記述の分野

脳神経外科

研究成果の学術的意義や社会的意義

脳線条体のストリオソーム分画を含むコンパートメント構造は神経科学の様々な分野で注目を集めているが不随意運動症との関連を私は研究してきた。本研究においても国指定難病であるパーキンソン病やハンチントン舞踏病においてストリオソーム分画に異常があることが示された。ストリオソーム分画が不随意運動症に関連することが証明され、新たな知見を加えられたことに学術的意義があると考えられた。継続研究中ではあるが、ストリオソームをターゲットとした治療、特に脳深部刺激療法が運動異常症やADLを改善し、よりよい社会生活への可能性を示唆できることに社会的意義を見出せると思われた。

URL: 

公開日: 2022-01-27  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi