研究成果の概要 |
我々が同定した破骨細胞前駆細胞(QOP:Quiescent Osteoclast Precursor)の形成機構を解明することを目的とし、QOPの形成を支持する骨髄微小環境(QOPニッチ細胞)の解析を進めた。骨髄間葉系幹細胞(BM-MSC)がQOPを歯髄する微小環境 (ニッチ)の役割を担うとの仮説を立てた。BM-BSCのキャラクター解析を進め、骨粗鬆症の治療薬である副甲状腺ホルモン[PTH(1-34)]はBM-MSCの骨芽細胞分化を誘導し、脂肪細胞分化を抑制することが明らかになった(Sci Rep 7:4928, 2017; J Bone Miner Res 34:1952, 2019)。
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