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2019 年度 研究成果報告書

間葉系幹細胞が支持する破骨細胞前駆細胞ニッチの解析(国際共同研究強化)

研究課題

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研究課題/領域番号 16KK0190
研究種目

国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)

配分区分基金
研究分野 機能系基礎歯科学
研究機関東京歯科大学 (2019)
松本歯科大学 (2016-2017)

研究代表者

溝口 利英  東京歯科大学, 歯学部, 准教授 (90329475)

研究期間 (年度) 2017 – 2019
キーワード破骨細胞 / 破骨細胞前駆細胞 / ニッチ / 骨髄間葉系幹細胞 / 1細胞解析
研究成果の概要

我々が同定した破骨細胞前駆細胞(QOP:Quiescent Osteoclast Precursor)の形成機構を解明することを目的とし、QOPの形成を支持する骨髄微小環境(QOPニッチ細胞)の解析を進めた。骨髄間葉系幹細胞(BM-MSC)がQOPを歯髄する微小環境 (ニッチ)の役割を担うとの仮説を立てた。BM-BSCのキャラクター解析を進め、骨粗鬆症の治療薬である副甲状腺ホルモン[PTH(1-34)]はBM-MSCの骨芽細胞分化を誘導し、脂肪細胞分化を抑制することが明らかになった(Sci Rep 7:4928, 2017; J Bone Miner Res 34:1952, 2019)。

自由記述の分野

骨代謝

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究成果より、骨粗鬆症の治療薬がBM-MSCの分化制御を介して作用することが明らかになった。BM-MSCの分化制御については不明な点が未だ多く、本研究から得られた成果は高い学術的な意義を包含する。また、本邦が直面している超高齢化社会において、骨粗鬆症の発症および治療効果のメカニズムの理解は急務であることから、本研究で得られた知見は社会的意義があると考える。

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公開日: 2021-02-19   更新日: 2024-01-30  

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