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2018 年度 研究成果報告書

欧米亜7か国900症例のABCA4網膜症コホート作成及び民族間変異頻度比較(国際共同研究強化)

研究課題

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研究課題/領域番号 16KK0193
研究種目

国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)

配分区分基金
研究分野 眼科学
研究機関独立行政法人国立病院機構(東京医療センター臨床研究センター)

研究代表者

藤波 芳  独立行政法人国立病院機構(東京医療センター臨床研究センター), 視覚研究部 視覚生理学研究室, 室長 (60646206)

研究協力者 Michaelides Michel  UCL Institute of Ophthalmology, Genetics, Professor
角田 和繁  
岩田 岳  
三宅 養三  
WEBSTER Andrew  
ARNO Gavin  
PONTIKOS Nikolas  
SERGONIOTIS Panagiotis  
SCHOLL Hendrik  
STRAUSS Rupert  
WEST Siela  
KAHN Kamron  
BERNSTEIN Paul  
BIRCH David  
BOMOTTI Samantha  
CIDECYAN Artur  
TRABOUSLI Elias  
ZRENNER Eberhart  
TRABOUSLI Elias  
SERGEEV Yuri  
ALLIKMETS Rando  
SUI Ruifang  
LI Shiying  
LEI Bo  
ZHANG Qingjiong  
YANG Lizhu  
FUJINAMI Yu (YOKOKAWA Yu)  
LIU Xiao  
WOO Se joon  
JOO Kwangik  
研究期間 (年度) 2017 – 2018
キーワード眼遺伝学
研究成果の概要

本研究の目的は、先進国最大の失明原因であるABCA4関連網膜症に対して、7か国約900症例のABCA4網膜症世界コホートを構築する事により、病的バリアントの世界分布、民族・地域間でのバリアントの頻度・病態の差異を調査する事である。参加施設は7か国13施設であり、本邦東京医療センター、米国6施設、仏国1施設、独国1施設、中国2施設、韓国1施設にて、同一の診断基準に基づく症例リクルートが行われた。本邦278例、英国328例、米国150例、韓国8例、中国42例、仏国61例、独国49例の合計916例の登録が完了し、各民族間で、病的バリンアントにおける有意差が同定され、各国で治療導入が進められている。

自由記述の分野

眼遺伝学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究で構築された900例を超えるABCA4関連網膜症コホートは遺伝性希少疾患として世界最大級のものとなった。民族内訳はヨーロッパ人375例、アジア人365例、アフリカ人30例、その他146例であった。また、各民族に対する高頻度病的バリアントが同定され、大陸・民族・地域単位での病態理解、詳細な遺伝子型表現型相関・関連が構築された。本研究において、大陸・民族・地域単位での病態理解が進んだ事で、同疾患の治療導入が文字通り世界規模で推進された。今後は、さらなる症例集積を継続する事で、バリアントの世界分布・起源解析が可能となり、失明原因としての同疾患の人類規模での発症メカニズムの解明が期待される。

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公開日: 2020-03-30  

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