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2020 年度 研究成果報告書

赤血球関連コレステロール代謝の分子機構解析(国際共同研究強化)

研究課題

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研究課題/領域番号 16KK0198
研究種目

国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)

配分区分基金
研究分野 病態検査学
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

大川 龍之介  東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 教授 (50420203)

研究期間 (年度) 2017 – 2020
キーワード赤血球 / 脂質代謝 / コレステロール / トランスポーター
研究成果の概要

先行研究により,赤血球が脂質代謝に強く関わっていることが示唆されたが,その程度やメカニズムは明らかになっていなかったため,そこで本研究では,2017年9月21日~2018年9月26日まで,オーストラリア Baker Heart and Diabetes 研究所のDmitri Sviridovの研究室にて国際共同研究を行った.結果,赤血球が血漿中に多量のコレステロールを能動的に放出していること,コレステロールの逆輸送に関わっていること,脂質トランスポーターの関与が強く示唆されることなどを発見した.また,本研究を通じて,米国国立衛生研究所のAlan T. Remaley氏とも共同研究を開始した.

自由記述の分野

脂質代謝

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究により,予想通り赤血球はこれまで報告されていた以上に生体内でのコレステロールを中心とした脂質代謝に関わっていることが明らかになった.現在,脂質異常症の検査として,血清中のリポタンパクコレステロール濃度の測定が主に行われており,赤血球を対象とした脂質検査は行われていない.本研究によって築き上げられた国際ネットワークを活かし,今回明らかになった赤血球によるコレステロール放出能やトランスポーターについてさらに追及することで,新たな脂質異常症検査の開発に繋がると考えられる.

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公開日: 2022-01-27  

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