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2019 年度 研究成果報告書

アフリカにおける紛争の性格変化の基層―暴力噴出メカニズムの解明に向けて

研究課題

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研究課題/領域番号 16KT0046
研究種目

基盤研究(B)

配分区分基金
応募区分特設分野
研究分野 紛争研究
研究機関東京外国語大学 (2017-2019)
独立行政法人日本貿易振興機構アジア経済研究所 (2016)

研究代表者

武内 進一  東京外国語大学, 現代アフリカ地域研究センター, 教授 (60450459)

研究分担者 渡邊 祥子  独立行政法人日本貿易振興機構アジア経済研究所, 地域研究センター中東研究グループ, 研究員 (20720238)
佐藤 千鶴子  独立行政法人日本貿易振興機構アジア経済研究所, 地域研究センターアフリカ研究グループ, 研究員 (40425012)
佐藤 章  独立行政法人日本貿易振興機構アジア経済研究所, 地域研究センター, 主任調査研究員 (60450491)
津田 みわ  独立行政法人日本貿易振興機構アジア経済研究所, 地域研究センターアフリカ研究グループ, 主任研究員 (70450468)
研究期間 (年度) 2016-07-19 – 2020-03-31
キーワードアフリカ / 紛争 / 地域研究 / 土地 / イスラーム / コミュニティ / 資源管理 / 国家
研究成果の概要

本研究プロジェクトは、アフリカ各地域を専門とする地域研究者によって遂行された。4年間の研究プロジェクトを通じて、専門地域の紛争状況の理解が進んだだけでなく、近年のアフリカにおける紛争の重要な要因であるイスラーム、および農村資源管理に関する研究が進展し、紛争との関係が明らかになった。具体的には、1990年代以降の30年間に、アフリカの紛争が、首都を巻き込んだ国家権力闘争型から、農村部を中心とするローカル紛争型へと変化してきたことが解明された。後者においては、コミュニティ間の動員が図られやすく、低強度紛争が継続する傾向がある。

自由記述の分野

地域研究

研究成果の学術的意義や社会的意義

アフリカの紛争については、1990年代以降多くの研究がなされてきたが、時代的な性格変化についての議論はほとんどない。本研究プロジェクトを通じて、時代的な紛争の性格変化が、それを規定する要因(農村資源管理、イスラーム)との関係を含めて明らかになってきた。これについては大きな学術的意義を主張できる。アフリカの紛争は国際社会の重要課題であり、そこに国連平和維持部隊をはじめとした多大な資源が投入されている。本研究が明らかにした紛争の性格変化、そして暴力拡大メカニズムは、平和維持、平和構築の実践活動に役立つ、重要な社会的意義を持つ。

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公開日: 2021-02-19  

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