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2018 年度 研究成果報告書

器官形成を誘導する分子・細胞・力学要素の時空間構造の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 16KT0073
研究種目

基盤研究(B)

配分区分基金
応募区分特設分野
研究分野 構成的システム生物学
研究機関東京医科歯科大学 (2018)
横浜市立大学 (2016-2017)

研究代表者

武部 貴則  東京医科歯科大学, 統合研究機構, 教授 (20612625)

研究分担者 吉川 洋史  埼玉大学, 理工学研究科, 准教授 (50551173)
研究協力者 小池 博之  
研究期間 (年度) 2016-07-19 – 2019-03-31
キーワード臓器原基 / 人為的構成 / 多細胞システム / ヒトiPS細胞 / 膜物性指紋 / 細胞選別法 / 原基培養基盤
研究成果の概要

本研究の目的は多細胞システムにおける相互作用を最大化するための精度アップポイントを抽出・再設計し、試験管内において高品質な臓器原基(臓器のたね)を誘導するための人為的構成技術の確立することである。研究成果としては,(1)未分化細胞に特徴的な膜流動性に着目した新規細胞選別法の開発を通して,細胞原料を均質化する基盤技術の確立を達成した.さらに(2)複雑な構造を有する肝臓原基の誘導を目指して,不均一マトリクス環境をモデル化した新規の培養基板開発に成功した.以上によって細胞原料側だけでなく培養基板の最適化を達成し,本研究課題を大幅に進展させることができた.

自由記述の分野

再生医学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の学術的意義は,細胞の物理特性と外部環境の精密な設計・制御が多細胞行動と機能の制御とともに,構成的細胞操作技術確立のための基礎として極めて重要な知見となる点である.本研究によって支持体の硬さ条件などの細胞外部環境を踏まえた多細胞系の自律的組織化機構に一歩迫ることができたことは,世界に先駆けて構成的生物学的な観点からその意義を明快に示すことにつながった.さらに,本研究によって最適化された臓器原基の創出原理をより質の高い再生医療の実現、創薬研究への応用につながることから,大きな社会的意義の期待される成果であった.

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公開日: 2020-03-30  

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