研究成果の概要 |
応力依存的な上皮組織の成長を含む力学シミュレーションにより、実際に観察される肢芽形状の経時的変化を良く再現することに成功した。この結果は、四肢形態形成の決定に上皮組織の力学応答の重要性を示唆し、[Kida and Morishita, Finite Elem Anal Des, 2018]に掲載された。また、レーザーアブレーション実験、組織引張試験により、(i)肢芽上皮・間葉の残留応力、(ii)上皮組織による間葉組織形態への力学的拘束の有無、(iii)上皮組織内応力異方性、(iv)ヤング率を解析し、四肢形成における上皮組織の力学的役割を解明した[Kawamura et al., 投稿準備中]。
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