研究課題/領域番号 |
16KT0083
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 特設分野 |
研究分野 |
グローバル・スタディーズ
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研究機関 | 北海道文教大学 (2021) 北海道大学 (2016-2020) |
研究代表者 |
リチャードソン ピーター 北海道文教大学, 国際学部, 教授 (90720623)
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研究分担者 |
長島 美織 北海道大学, メディア・コミュニケーション研究院, 教授 (20241391)
和田 雅子 藤女子大学, 人間生活学部, 教授 (40552881)
渡部 淳 北海道文教大学, 外国語学部, 教授 (50344528)
Mueller Charles 藤女子大学, 文学部, 教授 (50710498)
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研究期間 (年度) |
2016-07-19 – 2022-03-31
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キーワード | Religion / Cognitive Linguistics / Discourse analysis |
研究成果の概要 |
宗教的言語におけるリスクと危険についての分析は、いくつかの異なる社会的・宗教的文脈にまたがる幅広い視点をもたらした。我々の調査結果の一つは、特定の保守的な宗教の信者が他の宗教のメンバーを危険視することがあり、他者が危険であるというこの信念は、ある状況下では、彼らが恐れるグループにとって、その信念を持つ宗教共同体がより危険な団体になる可能性があるということであった。また、他人の立場を攻撃しようとする人がよく用いる戦略として、その立場が他者へ危険をもたらしうると解釈しようとすることがわかった。
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自由記述の分野 |
Cognitive Linguistics
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
我々の研究の学術的意義は、主に現代の宗教的テキストと談話の比較分析を行うために認知言語学的ツールを使用することと関連している。この研究プロジェクト以前は、宗教言語の認知言語学的分析の大半は聖典に焦点を当てたもので、異なる宗教間の比較を行ったものはほんの一握りであった。また、この研究の社会的意義は、グローバルな世界で火種となりうる、保守的な宗教信者が関わる現代のトピックに焦点を当てたことにある。我々は、神への冒涜、暴力、大量虐殺といったテーマや、他のグループがもたらす危険性の認識に注目している。 そのため、世界中の異なる宗教団体間の潜在的な社会的断層の中にある問題に取り組む必要があった。
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