研究課題
2019年度は,日本心理学会第83回大会(立命館大学)においてシンポジウム「Why we eat what we eat:食の行動科学」を実施した。このシンポジウムではこれまでの研究成果を中心に幅広く「食の行動科学」について論じた。またラ・トローブ大学(オーストラリア)の Ruby Matthew博士をシンポジストの一人として招聘し,国際的な観点からの議論を展開した。研究成果としては,著書1点,論文2点の刊行が挙げられる。著書は,Handbook of Eating and Drinking: Interdisciplinary Perspectives(Splinger, edited by Meiselman H. L. )というものであり,本研究代表者らにより,"Traditional and Modern Eating in Japan. "と題する章が執筆された。論文2点は,「日本における食の伝統と現代」(広島修道大学)および"Understanding traditional and modern eating: the TEP10 framework"(BMC Public Health)と題するものであった。本研究はコンスタント大学(ドイツ)のSproesser G.博士を代表する世界10カ国の組織体(TEP10)と連携して進行させてきた。2019年度は,上述した論文を刊行し,さらにTEP10メンバーの一人であるAlvarenga M. D.博士を中心とした著書1点の刊行(2020年刊行予定)を準備してきた。世界10カ国において2018年に収集したデータについては,Sproesser G.博士を中心に分析作業がつづいており,2020年中において,論文投稿が可能となる見込みである。本年度は研究機関延長年度であったが,それにふさわしい研究成果がえられた。
すべて 2019
すべて 雑誌論文 (2件) (うち国際共著 1件、 オープンアクセス 2件、 査読あり 1件) 学会発表 (1件) 図書 (1件)
健康科学研究(広島修道大学)
巻: 3 ページ: 73-81
BMC Public Health
巻: 19 ページ: -