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2018 年度 研究成果報告書

骨髄異形成症候群の単一因子に依らない病態解明と予防法の基礎的検証

研究課題

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研究課題/領域番号 16KT0113
研究種目

基盤研究(B)

配分区分基金
応募区分特設分野
研究分野 複雑系疾病論
研究機関熊本大学

研究代表者

指田 吾郎  熊本大学, 国際先端医学研究機構, 特別招聘教授 (70349447)

研究分担者 松井 啓隆  熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 教授 (60379849)
研究期間 (年度) 2016-07-19 – 2019-03-31
キーワード骨髄異形成症候群 / 老化 / 造血幹細胞 / クローン造血 / 環境ストレス
研究成果の概要

高齢者に好発する骨髄異形成症候群は造血幹細胞より発生するクローン性造血器腫瘍である。生涯に渉った環境ストレスによる組織幹細胞の機能低下と疾患発症機構を理解するために、臨床検体を用いた解析に合わせて、マウス生体モデルを用いた遺伝学的解析と検証を展開した。本研究において、既存遺伝子発現データを併用した解析からも、炎症ストレスシグナルの亢進とMDS病態への関与が強く示唆された。こうした知見を元に、MDS発症を予防するために、感染ストレスシグナルを阻害する治療法の検証ほかに、正常な造血幹細胞・造血機能を有するエピゲノム状態に初期化する試みを実施している。

自由記述の分野

血液内科

研究成果の学術的意義や社会的意義

老化による複雑な生物学的応答のもとで、臓器の機能低下やがんを含めた疾患を発症させる機序は明白でない。高齢者に好発する骨髄異形成症候群は造血幹細胞より発生するクローン性造血器腫瘍であり、生涯に渉った環境ストレスによるがん発症の仕組みは不明であった。本研究課題では、MDS幹細胞の遺伝子発現解析データなどの統合的検証によってMDS発症の責任因子を絞り込むとともに、申請者が新たに作製したMDS発症モデルマウスを用いて、MDS発症機序の分子基盤解明を試みた。今後のさらなる研究の展開を図っている。

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公開日: 2020-03-30  

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