研究課題
基盤研究(C)
本研究は育種学の新たな理論的枠組みの創出を目的に,品種育成情報の統合と新たな育種目標発掘のための理論基盤構築に取り組んだ.国内で100年以上の品種育成の実績と官民合同の品種比較合同試験が実施された実績を持つビール麦を対象に,1,500超の品種育成情報と50年にわたる品種比較試験データを取得し,育成系譜ネットワークの描出に取組んだ.また育成系譜データから代表的な約200系統を対象にGRAS-Di解析を実施し,全ゲノム関連解析の実施基盤を整備した.
遺伝育種学
本研究の課題は,過去から現在にわたる品種育成の全体像を俯瞰する体系的な理論基盤の構築と,多角的に品種育成を推進する知識基盤の整備に資するものである.