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2017 年度 実施状況報告書

モビリティと人の繋がり:国際開発支援における人の国際移動とその影響

研究課題

研究課題/領域番号 16KT0186
研究機関筑波大学

研究代表者

下田 恭美  筑波大学, 人文社会系, 研究員 (30746483)

研究期間 (年度) 2016-07-19 – 2019-03-31
キーワードモビリティ / 繋がり / ネットワーク / 知識循環 / 国際開発
研究実績の概要

昨年に引き続き、文献レビューを継続しつつ、国内でのインタビュー調査を行った。本年度は、一時帰国した対象者数名との日程調整ができたため、都内や地方においてインタビューを実施することができた。複数回のインタビューに対し協力を得られた対象者からは、数か国を移動しながらの国際開発経験に関する貴重な情報を収集できており、データ収集については少しずつであるが前進しつつある。しかし、国外で勤務する対象者を夏季期間中に訪問し聞き取り調査をする予定であったが、研究代表者が怪我(骨折)をしたこともあり、予定していた時期に海外での調査実施が困難になったこともあり、データ収集は遅れている。対象者とは引き続き連絡を取り合っており、日程が調整ができたら国内外でインタビューを行いたいと考えている。可能であればスカイプ等を利用してのインタビューも行いたいと考えているが、途上国のインターネット接続環境を考え、電話、メール等を併用するなど工夫が必要である。
日本人対象者とのインタビュー調査が遅れていることもあり、当初計画していた過去の経験の他国への応用という視点からの特定事例の選定にはまだ至っていない。インタビュー調査を継続しつつ、事例の選定をしたいと考えている。
データ収集は遅れているものの、収集できたデータについては、テープ起こしやコーディング作業を進めている。得られた結果の一部については、海外の学会で発表するなど、現時点で可能な成果発信を積極的に行いつつ、専門家の意見を仰ぐように努めた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

海外での調査を予定していたが、研究代表者の所属機関の変更、現地調査における怪我等もあり遅れが生じている。

今後の研究の推進方策

平成29年度同様、コンタクトの仕方やインタビューのタイミングを工夫しつつ、国内での聞取り調査を継続する。国内インタビューの遅れを取り戻しつつ、平成29年度に怪我のため実施できなかった海外調査を行いたいと考えている。一時帰国者との国内でのスケジュール調整が難しい場合は、無理のない範囲で短期の海外調査の回数を増やすなどを考えている。

次年度使用額が生じた理由

怪我のため予定していた海外調査が実施できなくなるなど、国内も含めデータ収集作業が遅れてたために次年度使用額が生じることとなった。2018年度は、国内でのインタビューを継続しつつ、延期になっている海外でのインタビューを実施予定にしており、その旅費や現地調査経費等に充てる予定である。また、収集したデータの一部を分析した成果について、海外の学会で発表する予定であり、その旅費等にも充てたいと考えている。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2018 2017

すべて 学会発表 (2件) (うち国際学会 2件)

  • [学会発表] Whose Knowledge Support Development Programs?2018

    • 著者名/発表者名
      下田恭美
    • 学会等名
      XIX ISA World Congress of Sociology
    • 国際学会
  • [学会発表] What Are You Doing Now?: The Liminality of Subjectivity among Japanese International Development Professionals2017

    • 著者名/発表者名
      下田恭美
    • 学会等名
      The Australian Sociological Association (TASA) Conference 2017
    • 国際学会

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公開日: 2018-12-17  

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