本研究では,①食品科学的観点から検証し,食品のテクスチャー特性に影響する多くの因子を確認した.各ゲル化剤の特徴を理解した上で,臨床使用する必要があることを示した.②高解像度咽頭食道内圧計(HRM)を用いて,新たな臨床所見を発見した.特に神経筋疾患での咽頭圧変化や食道入口部動態の機序解明に有用であった.誤嚥防止手術の術式選択においてHRMでの評価が重要であることを示した.③嚥下CTで,320列面検出器CTでの連続撮影画像を専用のソフトウェアで再構成することで,四次元嚥下動態を画像化し,嚥下時の詳細な構造解析を行なった.さらに,嚥下CTデータをバーチャルリアリティーで表示させるシステムを開発した.
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