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2006 年度 実績報告書

算数と数学の接続における2つの一般化に関する開発研究

研究課題

研究課題/領域番号 17011049
研究機関広島大学

研究代表者

岩崎 秀樹  広島大学, 大学院教育学研究科, 教授 (50116539)

研究分担者 植田 敦三  広島大学, 大学院教育学研究科, 教授 (50168621)
馬場 卓也  広島大学, 大学院国際協力研究科, 助教授 (00335720)
山口 武志  福岡教育大学, 教育学部, 助教授 (60239895)
岡崎 正和  上越教育大学, 学校教育学部, 助教授 (40303193)
二宮 裕之  埼玉大学, 教育学部, 助教授 (40335881)
キーワード算数・数学教育 / 算数と数学の接続 / 一般化分岐モデル / 内包的一般化 / 外延的一般化 / 移行教材
研究概要

本研究の課題意識は,数学的認識の質的変換を可能にする教材構成の原理にある。そこに日本独自の制度的視点を加えて,「算数と数学の接続」という形で問題化した。すなわち「教育内容と学習の適時性」について,一般化の視座から教材の構成原理にアプローチした。平成18年度は,2年間の研究の最終年度にあたるが,本年度の研究成果をまとめると下記の2点となる。
第1は,平成17年度までの研究において提案した「一般化分岐モデル」に基づきながら,算数と数学の接続を促す移行教材を開発したことである。つまり,代数教材としては,「分数の除法」や「負の数の減法」の教材化を提案するとともに,幾何教材としては,「図形の作図」や「包摂関係」の教材化を提案した。特に,算数から代数への接続については,Wittmannの「パターンの科学としての数学」の研究成果をレビューしながら,意味と形式の接続・統合が重要であることを指摘した。また,上述の代数教材および幾何教材に関する教授実験の分析を通じて,その教材の有効性や意義を例証した。
第2は,平成14〜17年度に引き続き,国際ワークショップを開催したことである。平成18年11月に,Dorfler教授(オーストリア・クラーゲンフルト大学)とWittmann教授(ドイツ・ドルトムント大学)の2名を同時に招聘し,2年間にわたる研究のまとめと総括を行った。
なお,平成18年度は最終年度にあたるため,最終報告書を作成した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 学としての数学教育研究の展開2006

    • 著者名/発表者名
      岩崎 秀樹
    • 雑誌名

      数学教育学論究 85

      ページ: 3-21

  • [雑誌論文] 米国調査(学校社会班)から見た日本の数学教育の検討2006

    • 著者名/発表者名
      馬場 卓也
    • 雑誌名

      数学教育学研究 12

      ページ: 169-178

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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