研究課題/領域番号 |
17011055
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研究機関 | 香川大学 |
研究代表者 |
山崎 敏範 香川大学, 工学部, 教授 (10036022)
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研究分担者 |
服部 哲郎 香川大学, 工学部, 教授 (20218506)
林 敏浩 香川大学, 総合情報基盤センター, 助教授 (90264142)
岩本 直樹 香川大学, 工学部, 教授 (20325327)
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キーワード | 平賀源内 / エレキテル / 讃岐歴史素材 / 理科学習 / 電気実験 / 摩擦電気 / WWW教材 / ものづくり教育 |
研究概要 |
平賀源内の歴史資料の一次収集と分析、整理 平賀源内の業績は、科学技術から博物学、芸術まで広範囲にわたる。讃岐で生まれた平賀源内に関する資料等は、史跡や遺品資料館(香川県歴史博物館など)として香川県内に散在する。出生地である志度町(さぬき市)の生家は,平賀源内先生遺品館として開放されている。また、平賀源内先生顕彰会や源内焼クラブなどの同好会組織も活動している。さらに、新聞記事などで平賀源内に関する特集記事などが掲載されている。本年度の研究では平賀源内に関する資料を広い範囲でとらえ、これらの資料の収集・整理を実施した。 エレキテル再現実験-摩擦電気からエレキテルまでの原理- 平賀源内の残した業績のなかで、当時(江戸時代)の社会に大きな反響を与えたものはエレキテルである。電気現象は,現在の理科教育においても、生徒・学生にとり見えない、理解しづらい事項である。本研究ではエレキテルの原理からの理解のための学習教材作成を試みる。摩擦電気現象や電荷の蓄積から放電による火花発生までの過程をビジュアルに理解できるマルチメディア教材を作成する。このための具体的な発生機器としてエレキテル再現を試みる。平賀源内先生顕彰会で独自に考案したエレキテル模型や、香川県高校物理教師の研究グループによる新素材エレキテル模型を対象として再現実験を行い、実験の材料、道具、作成方法、実験結果を整理した。 理科教育(電気教育)のためのWWWサイト試作 上記の実験ではすでに完成品である模型を用いてエレキテルで発生する電気各種データ(電圧、電流、蓄積される電気量)などを測定した。また、模型作成は失敗例もあり、これらも探求学習を支援する教材として蓄積した。さらにこれらに教材を閲覧・利用できるWWWサイトの試作を行った。
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