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2006 年度 実績報告書

中高生が先端科学技術のオーセンティシティを深化するネット援用科学館学習プログラム

研究課題

研究課題/領域番号 17011061
研究機関目白大学

研究代表者

藤谷 哲  目白大学, 経営学部, 講師 (90331446)

研究分担者 岩崎 公弥子  金城学院大学, 現代文化学部, 講師 (50345427)
山城 新吾  徳島文理大学, 人間生活学部, 講師 (10346299)
八重樫 文  福山大学, 人間文化学部, 講師 (40318647)
キーワードサイエンス・コミュニケーション / ボランティア / 先端科学技術 / 学習プログラム / 学習環境のデザイン / ソーシャル・ネットワーキング・サイト
研究概要

(A)科学館学習プログラムの事例調査
ロンドン科学博物館ダナ・センターの市民参加型の討論会ほか、諸外国の科学館における生徒・大人向け教育諸活動ならびにアウトリーチ活動の実情を取材した。
(B)ネット上の「協調学習環境」の改良と学習プログラムの運営方法についての検討
これまで(平成15〜16年度)の学習活動向けWebサイトhttp://musedu.jp/の運用評価を通じて得た経験的知見を踏まえ、学習者にとって参画するコミュニティや活動の相手方の様子を捉えやすいと考えられ、また、他の既存のWebサイトからインタフェースのデザインが想起しやすい、「ソーシャル・ネットワーキンク・サイト(SNS)」型の情報提示のスタイルに変更した。
さらに、参加可能なレベルのディスカッション課題のあり方を見極めるため、運営方法上の差異を設けた上で、Webサイト上の参加者の発話からキーワードを採り時系列的な変化があるかなど、活動の質的な比較を行なった。検討の中で、科学・技術に関する情報提供が、科学・技術の「現在の動向・現状」と「未解決の点」とに分かれて整理されていることが、学習者の仮説形成(abduction)の活動により結びつく可能性があるのではないかとして、特に着目した。運営方法上の工夫として、「現在の動向・現状」と「未解決の点」の両者をあらかじめ整理しておいた上で、参画するボランティアらに、その分かっていない分野に関わっている研究者、あるいは研究動向に詳しい者がいることが、より円滑な学習活動の展開につながることを見出すことができた。
(C)成果発表
ここまでの実践から得た経験的知見について、Web援用協働学習に関する国際会議において報告を行った。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007 2006

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] Building Virtual Learning Community with Authentic Problem-Based Learning Activities for Exploring Emerging Science and Technology2007

    • 著者名/発表者名
      Fujitani, S., Kishimoto, T., Iwazaki, K.
    • 雑誌名

      The Proceedings of WEBICT 2007 : International Conference on Web Information Systems and Technologies

      ページ: 346-351

  • [雑誌論文] 中高生とボランティアとの出会いから創発するネット援用先端科学技術学習プログラムの開発と試行2006

    • 著者名/発表者名
      藤谷哲, 岩崎公弥子
    • 雑誌名

      日本教育工学会研究会報告 JSET06-4

      ページ: 13-16

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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